3Dプリンタの活用リクエスト発生・合宿での紹介発表決定

3D プリンタを組み立てて記念品を造形したところで、大学は夏休みとなり、別の行事なども忙しく、3D プリンタはしばらくお休みでした。

さて10月に入り大学も再開してしばらくしたところで、別の科学行事で使う道具の制作に 3D プリンタを使えないか?というリクエストが発生。時を同じくして、11月末に予定されている研究室の勉強会合宿が、昨年と同じくゼミごとに発表することに決まり、私のゼミはせっかくなので旬な 3D プリンタを紹介することにしました。

11月末までの短い期間ですが、再び 3D プリンタ活性化です。

IMG 8617今日は久しぶりに 3D プリンタで造形です。ブランクがありましたが果たしてちゃんと動くのか? 各部を入念に調整して、再稼働です。

まずは、前回つくったゼミ名通称入りの記念品メダルを造形。おや、以前より少し ABS の反りが多いようですよ。以前の時は反りはほとんど気にならないぐらいだったのですが、今回はかなり多くなったようです。秋になって、気温もだいぶ下がりましたから…。その影響があるのでしょうか?

次に、科学行事で使う道具のために、正確な中心位置にモータ軸取り付け穴をもつ単純な円盤を作ってみました。ジャイロのフライホイールに使うことをたくらんでいます。でも、やっぱり反りがかなり出て、バランスが悪くなりました…。

次に以前より興味を持っていた spiral vase の設定を試してみました。これは造形時にテーブルが連続的に下がり、らせん状にフィラメントを積み重ねるものです。原理的に、壁はフィラメント1本分の「一枚壁」になります。

まずは自分で作った大きな五角形の「皿」のようなもの。これは、反りまくり、ゆがみまくり。さっそく、世の中甘くないぞ、と活を入れられました(^^;)。

IMG 8792

次に thingiverse からダウンロードしてきた、おしゃれな「ねじりvase」。
http://www.thingiverse.com/thing:18672

これはあまり反らずゆがまず、うまく造形できました。おそらく、底面積が小さいことと、壁のでこぼこしたデザインがフィラメントの縮みに耐える構造になっているのでしょう。さすがよくできてます…。

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久しぶりの再稼働、とりあえず動いてよかったよかった。

IMG 8619

「3Dプリンタの活用リクエスト発生・合宿での紹介発表決定」への3件のフィードバック

  1.  BSO01グループからお邪魔しました。あちらにのコメントしても良いのですが、受け取り方によっては否定的に読まれると意図と反しますのでこちらにコメントさせていただきます。

     学校教材の主な単元について、特に算数で一斉に指導できる物に関してはほとんど教材会社が作ってしまっています。円の面積(径×演習÷2)についてもあります。もし教材を作るのであれば途中で算数、数学に引っかかりを持った児童生徒対応の個別対応の教材となります。

     ただしこれも問題があり、図解の方が理解しやすい場合も多々あり、わざわざ3Dプリンターで作らなくても2D、3D画面で見せる方が有効な事の方が多いと思われます。中高生になると数学の特性(抽象化)からこの問題が際立っていきます。社会の地形模型も一度作ればそれで終わりです。

     もし、3Dプリンターで教材を作るとしたら、個別指導をする場合、個にあった教材作りをしていくのが良いと思います。かく言う私は特別支援学校小~高等部全学年を担当、経験をし(中高では数学、理科担当)、現在病弱の特別支援学校勤務で現在は小学部担任をしており、担当児童(知的に少し遅れている)に合わせた教材を作っています。これは算数セットに入っていない物を作っています。

     夢をつぶすような書き方をしまして済みません。ただ教育場面においては現実です。皆私が3Dプリンターを使い始めたら、模型作り位しか依頼が来ません。発想力が乏しいのです。ですので学生の皆さんには、設計もそうですが、『豊かな発想力』を身につけていただきたいと思っています。

     皆さん、柔軟な頭を作り、「豊かな発想力」をもって一緒に働ける事を楽しみにしております。うちの県は初任の研修がすごいですが。

      1. 円の面積の教具については、いままさに作ってみているところですが、一般的なものと同等のものがどのぐらいの手間と精度で作れるのか、というテストの意味合いが強いです。

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