うごいたーーーーー!!!!

動きました。いやー現在時刻午前7時。久しぶりに楽しく(!?)夜なべ仕事させていただきました(^^;)。ブログにまでしてお騒がせしているので、動かないまま放置するわけにはまいりませぬ。学生たちを解散させて、一人状況把握・原因究明を進めていたところです。

動いた、とはいっても、PCソフトウェアと3Dプリンタとの接続試験、および簡単な XYZ 方向のモーターの反応テストをしただけです。本格的な調整と動作試験はこれからです。

さて、気になる原因は………結局「私の凡ミス」でありました。やれやれやれやれ。

2階建てのマイコンボードが、結局うまく差し込めていませんでした。この差込みについては、何度も何度も差込み直し、その都度入念にチェックしたつもりなのですが、なかなか発見できませんでした。

仮眠から起きて、ふと、思い立ちました。サーミスタまわりがショートしているように見えているわけなので、1階のボードの下側になにかワッシャでも入り込んで、回路がショートしているのではないか? と。それで 1 階部分もすっかりはずして点検することにしました。

IMG 7708

はずして 1 階と 2 階のピンを合わせてみると、ピンがやや「内股」に曲がっていて、そのままはめると2列のうちどちらかが「内側」にはずれてはまりこんでしまうような角度になっていました。何回か差込み直すときに、ピンの曲がりを調整したのですが、1階を組み付けたままでは、幅が広すぎるのか、狭すぎるのか、正しく判断できず、うまく刺さらない逆方向に調整してしまったようです。

最終的には、ボードの長手方向の1列 x 2 のピンのうち、正面から見て奥側にあたる 1 列のピンが、まるまる刺さっていなかったようです。ピンがコネクタの穴より「内側」にそれてはまりこんでいたために、発見が難しかったようです。奥側のピンは狭いケースの中では直接目視できないので、小さい鏡を使って見てみてたり、指で触れてピンがはみだしていることがないか、チェックしたのですが、ピンがソケットよりも「内側」にはまりこんでいたので、外側からでは目視でも、触覚でも、正しく刺さっているのと同じに感じられ、気が付きませんでした。

20140716board fail

1階も2階も取り外し、全周を直接目視で確認しながら正しく差込み、そのままの状態で PC につないでみると……。

温度のエラー表示が消えた! 他のエラーもなし! これはきたか?!

現在温度も、エクストルーダ 25.10 度、ベッド 25.00 度と、妥当な値を示しています。(釧路は涼しいのであります)

IMG 7711

これはいきそうだ、ということで、おそるおそる、XY 軸の試験動作ボタンを押して 1mm ずつ動かしてみると…

カタ、カタ、カタ。

うごいたーーーーー!!!!

Z 軸は?

ジー。ジー。

動くぞな。

うーー、余は満足ぢゃ。(今日のところは)

その直後に、はやくも X 軸方向が動かなくなり、びびりましたが、モータが回っている音はするので、コレはネジが緩んだな、と直感。モータの軸についているプーリーのイモネジを、増し締めしました。やれやれ。

はじめて動く瞬間を学生たちに見せられなかったのが残念ではありますが、とりあえず今日は、ここで終了とします。まだまだ先がありますが、アタマもかなり混濁しておりますし、キケンなので日を改めます。

ともかくも、「私の凡ミス」でよかった。ボードが破損していなくてなによりでした。